SSH英語は
0~9の数字を組み合わせた発音と綴字の英語学習法。
ポール・グリーシイ博士
Dr. Paul Val Griesy
SSH英語の著作者
1933 ~ 2016
1955年、アメリカ・カールトン大学卒業(学士、哲学)。1960年、アメリカ・エール大学神学校卒業(修士、神学)。1955年同志社高校への英語指導の中で、アメリカでは幼稚園児か小学校で指導を受ける「発音とスペリングの関係」(フォニックス)を、日本では全く指導されないことを知る。つまり、学習者は、単語の発音は教師の真似、スペリングは自分で暗記して覚える、といったことである。自分自身、音声学を学ぶ必要を痛感し、1967年~1970年コロンビア大学にて音声学を学び、それを土台として、「発音とスペリングの関係」の理論をほぼ確立。
SSH英語への原点
1955年 ポール・グリーシイ博士は京都同志社高校で英語を教えるために来日。その時 日本の英語教育に疑問を持ったことがこのSSHの原点。
当時 Mr. Griesyは授業で生徒は一度履修した単語は読むが、始めての単語は発音できないことに気づく。その後、十数年多くの大学生、一般人にも問題は共通していた。Native Speaker である彼には、日本語の漢字と違って アルファベット26文字で成り立つ英単語の発音は、口真似でなくてもそれまでの学習から発音できるのは当然と考えていたが。書かれた英語理解能力は高いのに、発音に自信がないためその能力は 英会話に生かされないことを認識。
その疑問をもって 1966年帰米後 Colombia University で “英語を第二国語として教える法”TESOL を学ぶ。それを土台にして、1980年代に熊本大学教育学部英語科(中学校教師養成)で発音の基礎SSHを完成する。
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SSHの主題は 発音記号からの解放といえる。記号の発音は初期英語の中学校1年生には謎である。 記号にかえて子音は文字のままとし、母音は 0~9の数字を用いて誰でも理解できる手段を使って示したこと。
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アメリカ英語の発音によってSSH発音のルール93%が成り立っている
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教科書の英語に入る前に教える日本人向けにつくられた発音のルール
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これは 英会話を目的としていないが SSHの学習の過程で次第に発音に興味をもち、TV, TAPE, DVDの音を聞き取りはじめ発音す
英語基礎教育の問題点
学校1年生の教科書は ABCの後 “ローマ字読みしてみましょう”
ローマ字で読む? “Hi, Mike.” は ヒ、ミケ と読まない?
Lesson oneから 英語は口真似ではじまる。しかもカタカナ読み。どうして?
理由 英語のSound Spelling Harmonyの学習なしに本文突入するためです。
SSHは アルファベットから 教科書 Lesson 1 への橋渡し
どんな競争にも “位置について”、“ヨーイ”そして“ドン”の号令
SSHはLesson oneへの“ヨーイ”にあたる。“ドン”の合図にいたるまでの
少し寄り道したように思われる準備です。周到な準備なしになにごとも成功しません。この欠如が何年間英語を学んでも“英語に自信がない”“音読ができない”状態をつくっているのです。
英語は英語から読む。ABC—Z 26文字がその後の発音の土台となります。
SSH英語の学習目的
SSH英語の基本的学習の目的は、最低限あなたの英語音読、会話の発音が相手に理解され、意思の疎通ができるようになることを目標としている。
浅い肺呼吸の日本語から、深い腹式呼吸の英語へ。
あなたの顔、口の筋肉、同時に舌の位置に注意して、英文、単語の音読を何度も大きな声で音読しよう。そして綴り字は暗記でなく発音から書く。
ネイティブは勿論どんな英語の発音にも対処できる英会話に結びつけよう。
あなたが発音できないなら 相手の話を聞き取ることは出来ない。
ただCD, TAPE, TV,などを聞いていれば、自然に会話が身につくというのであれば、数十年の英語教育になんらかの成果が在ったはずです。
最初に発音の仕方を先ず教えるべきです。
日本語と英語の相違
母国語で育てられた子どもは、3歳ごろまでには、日常会話を理解することができる。妊娠中の環境からすでに母語の音になじんでいる。毎日繰り返される周囲の会話から親しんでいた音に自分の言葉の土台を築いて生まれ育っていく。
そして読み書きは5、6歳の学校教育からはじまる。
日本語
ひらがな、カタカナ、漢字(訓と音)熟語 漢字の読み替え今後も漢字の増加はつづく。例 “生” の読みあなたは何種類に読める?
小学校1年生はひらがな習得で “ねこ” と書き読むことが出来るがそれから始まる日本語の複雑さと延々とつづく暗記の重荷
(日本語は世界の言語のなかで最も難しい言葉の一つといわれる)
英語
a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z
母音の文字 a e i o u を含めて26文字で成り立っている。
“ネコ、ねこ、猫だ”
“Cat” どうしてアルファベットの発音で読まないの?なぜ “Kat” と書かないの?
あいうえおの文字を習えば“ねこ”はすぐ読み書くことができますが
英語を母国語とする子供には発音はできても“cat”と書くことはできません。
小学入学から、アルファベットの26文字の音と綴り字を学ぶ必要がある。
英語を母国語とする世界では、まず26文字の成り立ちであるフォニックス
(発音と綴り字の関係)の学習をする。では英語を話さないわたしたちは?
そこで生まれたのがこのフォニックスと母国語である日本語の音との違いを活用しながら、口、舌など表情ゆたかに英語力の筋肉、複式呼吸で発音練習します。日本以外の国でも、子音内容の一部変更でSSHの理論が使用できます。
SSHはアメリカ英語の発音を重視して作られているため、発音と綴り字の関係に93%以上のルールがあります。昨今の新語もこのルールに基づいています。数学に公式があると同様にSSH英語のこのルールは大変有効な手段です。
基礎編は外来語として身近に使われる一音節の語が多くありますが
単語の意味を重視するのではなく、SSHは先ず単語の音読、綴り字に重点を置きます。
それを学習して将来は未知の単語も自分の力で読む準備が出来ます。
SSHはネイティブの方もおどろかせるほどしっかりとした発音がみにつきます。
SSH学習を基にして、英文法へと発展します。
SSH英語学習内容
基礎編
アルファベット
アルファベットの26文字4通り文字の発音を聞いてすぐ書くことが出来るように時間をかけて訓練する。ここではA~Zの順序のみを意味しない。SSH独特のロゴの色分けはアルファベットの音から7つに区別したものである・文字4通り読み書きができ、26文字の明確な発音の訓練
子音25音の練習
未知の英単語を発音してその単語に含まれる子音の文字だけを集中して
聞き取って書く練習。文字から読むので記号不要(特例以外)
母音15音の練習
15の母音について (14の母音は数字、Яと繋がる発音は別の記号を使用)
発音記号が数字にかわることで (記号の暗記不要)
a,e,i,o,u母音の文字の組み合わせ(y.wで半母音含む)読み方を学ぶ
練習
基本音の含まれている単語のききとり書き取り基本音のふくまれている文の音読をする。
その英文の意味にはこだわらない。 保護者に学習の現況報告。
発展編
基礎編を軸にして発展する。1音節から、2 音節以上の単語の読み方。英文の読み方 (単語、文のアクセント)簡単な文法。SSHは確実に教科書、英会話への入り口の準備。
習得編
SSHの英語発音はできる上で英文の自然な読み方など新しい単語の発音と綴り字が発音から覚えている。多くの単語を正しく自分のものにしていき、英語の基礎の基礎動詞、名詞の活用もSSHの発展編から ~s ~es ~ed ~ing のつけ方 と発音の仕方。
習得する単語はかぎられているが、ここから簡単な会話の準備へ進展。このクラスはさらなるSSHの発展編にある、比較級、最上級 ~er ~est の付け方と発音頻度の高い不規則動詞表は(原形、過去、分詞)の発音と意味を習得。教科書の文をしっかり暗記すほど音読することが大切。
Sound Spelling Harmony
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